世の中にはさまざまなダイエット方法が生まれては消えていきます。どれも効果があるのですが、徹底すること、維持することはとても難しいだからこそ私は「継続可能な習慣」を作ってボディメイク、ダイエットをする方法をオススメしています。本連載が、みなさんに「継続可能な習慣」を身につけるきっかけになれば嬉しいです! 初回は「ダイエットの目的を見つける」です。

pixta_12322143_M

 

リバウンドの理由は「犠牲の大きさ」

昨今、巷では「2ヶ月でー〇〇kg」という売り文句のダイエットジムやトマトダイエットやバナナダイエットなどが毎年のように流行っては消えていきます。

 

こうしたダイエット方法は、「病気などで早急に痩せる必要がある」、「仕事やスポーツの試合など期限がある」ときには有効ですが、そうでない場合はオススメできません。なぜならば、極端に生活習慣を変えたダイエット方法は仕事や人間関係、好きなことを犠牲にするケースがあるからです。リバウンドしやすいのも、犠牲が大きいからではないかと考えています。

 

なぜ、習慣が大事なのか

すぐに目的通りの体型を手に入れる方法は数多く存在します。しかし、みなさんも知っているように「続けないと意味がない」ですよね。だからこその「習慣」なんです。習慣が身につけば、意識しなくても憧れの体型を維持できるようになるんです。

それでは「一生太らない生活習慣」を身につけるには

 

ダイエットする理由を明確にする

ご存知でしょうか? ダイエットが成功しなかったり、挫折したりする最大の理由は「やる理由が明確」になっておらず、「なんとなく」実施しているからなんです。

 

ダイエットをする上でまず最初にすることは、ジムに入会することでもなく、食事制限することでもなく、ダイエットをする理由を明確にすることなんです。

 

みなさんはなぜダイエットをしたいですか? 異性にモテたいから? 健康を維持したいから? 好きな服を着たいから、憧れの芸能人みたいになりたいからどの目的も素晴らしい目的だと思います。目的があるからこそ、「継続可能な習慣」が身につきます。

 

人間の行動原理を利用する

上記の様な理由の中でも「肥満が原因で病気である」「体重制限のあるスポーツの試合が近い」という理由がある人はダイエットが成功しやすいです。それはなぜか。

 

現状維持もしくは現状よりも悪い状態(体重増加など)になった場合には「病気が悪化する」「試合に出られない」といった望ましくない結果がはっきり見えるからです。

 

人間は「痛みを避けて快楽を求める」

 

これは心理学者のフロイトが提唱した人間の行動原理です。

いきなり難しい言葉を出しましたが、「痛いことを避ける」のと「気持ちいいことをする」、どちらが行動を起こしやすいか。実は「痛みを避ける」なんです。

 

「病気が悪化する」「試合に出られない」とは「痛み」。「痩せたらモテる」より目の前にある痛み、危険を避けるときはより強い気持ちでダイエットに望めるんです。

 

次回は、目的行動原理を組み合わせて「継続可能な習慣」を身につける具体的な方法について解説させていただきます!

“目的”と“行動原理”を組み合わせて「継続可能な習慣」を身につける! 「太らない“習慣”を手に入れる:「痛み」を知る!」編はこちら