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【カンジダの基礎知識】
こんにちは!
市川市行徳と本八幡のパーソナルトレーニングスタジオボディインプルーブの二見です。
本日は「カンジダの基礎知識」についての学びです。
■微生物の種類
〇細菌
・細胞壁を持つ
・自律増殖できる
〇ウイルス
〇真菌(カビ)
・細胞壁、核を持つ
・自律増殖できる
■微生物:病原体
〇不顕性感染
・感染しながらも臨床的に確認しうる症状を示さない感染様式
〇顕性感染
・病原体が宿主に感染し自覚的、多角的に病気の症状があらわえる感染様式
〇日和見感染
・健全な動物では感染症を起こさない病原体が原因で発症する感染様式
・宿主の抵抗力が弱まった時に通常では病気を起こさないような病原体により引き起こされる感染症
・カンジダ
■カンジダが増殖しやすいところ
・口腔
・腸(小腸)
・膣
■なぜカンジダが問題なのか
〇リーキーガットシンドロームの原因になる
・慢性炎症
・交感神経優位
・鉄の吸収阻害
〇TCA回路を止め、ATP不足に陥る
・酒石酸がリンゴ酸アナログ
〇アセトアルデヒド(毒素)を出す
・ブレインフォグ
〇SIBO、IBS(過敏性腸症候群)の原因の70-85%になる
〇カンジダ増殖による症状
・慢性疲労、ブレインフォグ、腹部膨満、頭痛、下痢、便秘、砂糖渇望、うつ、食物過敏、蕁麻疹、ニキビ、アトピー、口腔周囲の荒れ、食欲亢進、血糖の乱高下
■カンジダ・アルビカンス
・本来は常在菌(真菌:カビ)であり、小腸内細菌の1%を占めているが普段は善玉菌が増殖と活動を抑えている
・抗生物質の乱用、善玉菌の減少、糖質過剰により異常増殖が起こる
・抗生物質は細菌には効くが、
・カビには効かない
・カンジダの出す酒石酸はTCA回路のリンゴ酸アナログとして働き、回路の流れを阻害する
・アラビノースはデンプンを分解するα-グルコシダーゼの働きを抑制する→血糖値の上昇が抑制され、機能性低血糖に陥りやすくなる
〇バイオフィルム
・細菌や真菌などの微生物が不特定の場所に接着し、菌体外マトリックス(多糖類、蛋白質など)と共に存在しているもの
・糖質糖類、鉄はカンジダ菌の餌となりバイオフィルム形成を促進する
・浮遊状態の菌にも効く薬もバイオフィルム内までは浸透しにくく、バイオフィルムが自然に分解されることは無い
〇対処法
・精製糖を減らす
・ラクトバチルス・ロイテリ菌(善玉菌)→カンジダの活動性を低下させる
・抗菌オイル→MCTのカプリル酸、カプリン酸
・クレンジング(カンデックス、カンジダーゼ)
・消化酵素
・プロバイオティクス(乳酸菌、ビフィズス菌)
・抗菌ハーブ→バジル、シナモン
〇ダイオフ(死滅)
・カンジダが死滅する際にアルデヒド、アンモニア、アラビノースなどを放出する
・除菌は順序が大切
■カンジダ感染は尿中有機酸検査で評価する
・尿中有機酸検査
・アラビノース→感度が高い
・酒石酸■なぜカンジダ・アルビカンスが増殖してしまうのか
・抗生物質の乱用
・腸内細菌を殺してしまい、カンジダが取って代わり増殖する
・糖質、糖類の過剰摂取
・カンジダの好物でエネルギーになる糖を摂り過ぎたため増殖
・ピルの服用→ピルに含まれるわずかなエストロゲンの影響→膣カンジダ→グリコーゲンが増えるから以上になります。引き続き栄養療法について学んでいきます。
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